フレッシュワイルドフラワー

VERDE(ヴェルデ)では、オーストラリアに咲くワイルドフラワーを特殊加工した「オーストラリアプリザーブドフラワー」を扱っていますが、プリザーブドフラワーだけでなく、ワイルドフラワーの生花(フレッシュワイルドフラワー)のレッスンや制作活動も行っています。

ワイルドフラワーの種類は8,000から12,000種と言われ、その数の幅は、まだ発見される新しい花があったり、時には属や科が代わってしまうものがあるなど流動的で、総数が確定されていない様です。

希少品種もあることから、ワイルドフラワー全てが輸入されている訳ではありません。
また、オーストラリアに数多く咲いていて、いかにも「ワイルドフラワー」のような姿をしているものでもプロテアやピンクッション、リューカデンドロンなど実は南アフリカが原産のものもあります。
なぜ南アフリカ原産の花がオーストラリアに咲いているのかということには

・南アフリカ、オーストラリア共に南半球の乾燥した気候である

・ゴンドワナ大陸時代に南アフリカとオーストラリアが隣接しており、同じ植物が生えていた

・オーストラリアに南アフリカの人たちが多く流入し、靴の裏などに付いた種が入って来た

など諸説ある様ですが、原産国は違ってもそのワイルド感に違いはないので、オーストラリアの方々もワイルドフラワーに南アフリカ原産のものも含めて「ネイティブフラワー」などと呼んで、原野に咲くフレッシュワイルドフラワーを楽しんでいるようです。

私見ですが、2000年のシドニーオリンピックで、シドニーのあるニューサウスウエルズ州の州花ワラタ(テロペア)がメダリストのブーケとして採用されて以来、日本でも生花のワイルドフラワーが注目され始めたように思います。
私自身は、2003年からパースにあるフラワースクールで生花のワイルドフラワーのテクニックを学ぶと共に、2005年にオーストラリア大使館の依頼でビクトリア州、クイーンズランド州のワイルドフラワーの生産者の取材をするなどして、フレッシュワイルドフラワーに対する知識やテクニックを培ってきました。
また、2009年にはシドニーオリンピックパークで開催されたフラワーコンテスト、Flora Australisに唯一の日本人としてフレッシュワイルドフラワーによる2作品を出展しました。 フレッシュワイルドフラワーについては、市場経由の仕入れとなりますが、取材を通じて顔や農場が思い浮かべられるファームも数多く、咲いている様子や彼らの思いも込めつつ、ワイルドフラワーの魅力を効果的に表現するテクニックとデザイン力でレッスンを行っています。

フレッシュワイルドフラワーのレッスンはこちら

https://www.verdeweb.jp/lesson/fresh.html